人生ゲームは誰もが知っているボードゲームの定番です。子どもの頃楽しく遊んだ記憶がありますが、いざ自分の子どもに与えるとなると、そのメリット・デメリットが気になる方もいるかと思います。
そこで、人生ゲームは知育に効果があるのか? メリット・デメリットを挙げて紹介していきます。
≪目次≫
- 人生ゲームとは?
- 人生ゲーム令和版は、早くも生産終了!
- 人生ゲーム令和版の口コミ評価は?
- 最新の人生ゲーム(定番)の特徴
- 人生ゲームの知育効果とメリット・デメリット
- 生産中の人生ゲームは4種
- 低学年の子どもにおすすめなのは、やはり「ドラえもん人生ゲーム」
- 高学年~中学生におすすめしたいのは「人生ゲームスポーツ」
- 人生ゲームはリアルイベントや、学校での取り組みも
人生ゲームとは?
人生ゲームは、ルーレットを回して車型の駒を進めるなかで、お金を稼ぎつつ結婚・家の購入・出産をはじめとした人生のさまざまなイベントを経て、ゴールした時に所持金が多い人が勝ちというボードゲームで、タカラトミーから発売されています。
対応年齢は6才からで、2~6人で子どもから大人まで楽しめるボードゲームとして根強い人気を集めています。
●ドラえもん人生ゲーム
●人生ゲームジャンボドリーム
●人生ゲームスポーツ
●人生ゲーム令和版
●人生ゲームタイムスリップ
●週刊少年ジャンプ人生ゲーム
などなど、さまざまな志向にあわせたものが発売されています。
人生ゲーム令和版は、早くも生産終了!
2019年に発売された「人生ゲーム令和版」は、「日本おもちゃ大賞2019 コミュニケーション・トイ部門」で優秀賞を受賞しましたが、早くも生産終了しています。
人生ゲーム令和版のルールは、他の人生ゲームとは全くルールが異なり、お金の代わりにフォロワーを集めるルール。従来の人生ゲームに「戦略性」を加えた、「人生ゲーム+(プラス)シリーズの第一弾です。
「人生の価値は影響力だ」として、各エリア(マニアックエリア・MOVIE配信エリア・つぶやきエリア・フォトジェニックエリア)の「アイテムカード」を集めるとフォロワー数を増やせる仕組みです。
(画像をタカラトミー公式HPよりお借りしています)
人生ゲームは、令和版だけでなく随時生産終了を経ており、生産終了したものは希少価値が加わり、値が上がる傾向にありますが、令和版も現在値段が高騰しています。
人生ゲーム令和版の口コミ評価は?
令和版への評価は、高評価と低評価とハッキリ2極化されています。人生ゲームと言えばお金を稼ぐイメージが強いだけに「つまらない」「1回で飽きる」「簡単すぎる」と感じる人が多い一方で、「おもしろくてやみつきになる」といった評価もあります。
子どもを中心に、ヒカキンなどYouTubeに馴染みがあり、従来の人生ゲームのイメージが強くない人には、柔軟に令和版に慣れたり、戦略性をもって取り組めたりする印象です。
最新の人生ゲーム(定番)の特徴
人生ゲームは、1968年の初代発売以降、時代に合わせて行く度も改良が重ねられ、現在発売中の定番の人生ゲームはすでに7代目、2016年4月に発売されました。
6代目までのものと異なる特徴は、4つの追加エリアが用意されていること。
<追加エリア>
①スタートダッシュエリア:誰よりも早い就職を目指す
②ドリームトレジャーエリア:好きなコースを選んでお宝ゲットにチャレンジ
③キャリアアップエリア:キャリアのランクアップか転職か、収入を増やすチャンス
④ギャンブルエリア:一発逆転の大チャンスに賭けよう
時間がある時は4エリアとも追加、時間のない時はエリアの追加なしなど、時間調整ができます。
人生ゲームの知育効果とメリット・デメリット
人生ゲームは、知育玩具・コミュニケーション力を養うと言われています。今回、小学1年生に人生ゲームを与えてのリアルな感想を述べてみたいと思います。
<知育効果>
人生ゲームには「銀行係」が必要。1,000ドル~10万ドルという桁の大きいお札を、銀行から各プレイヤーに渡したり受け取ったりする役目をしているうちに、大きな数字の足し算引き算の計算が早くなりました。
<コミュニケーション力の効果>
人生ゲームは、ルーレットを回して止まったマスによって、大金を受け取るか支払うかといったハラハラドキドキがあります。ゲームの中であれ、大金を手に入れたり、家を買ったりするのは大人でもテンションが上がるので、子どもならなおさら。普段よりテンションが上がるので、自然と会話やコミュニケーションが増え、喜怒哀楽も増えます。
我が子は、普段あまり騒がないタイプですが、ゲーム中は今まで聞いたこともないような 大声でハシャギまくり、ゲーム終了時には「こんなに稼いだよ!」と自慢してきます。
<メリット・デメリット>
人生ゲームのメリットは、やはり前述の「大きな数字の計算力UP」と、「家族や仲間とのコミュニケーションの場となる」ことです。
デメリットは、「お金を稼ぐことが人生の目的」という概念が植え付けられてしまうことです。また、借金をしたりギャンブルに挑戦したりするのも小学1年生には、まだ知らなくてもいいことかな、と感じました。
我が子は小学1年生ですが、はじめてゲームをした時に「人生がなんとなくわかった気がする」と言っていました。お金を稼ぐだけが大切ではないよ、と伝えていかなければと思います。
生産中の人生ゲームは4種
2021年2月現在、生産中の人生ゲームは次の4種です。
・人生ゲーム(定番)
・人生ゲームドリームジャンボ
・ドラえもん人生ゲーム
・人生ゲームスポーツ
低学年の子どもにおすすめなのは、やはり「ドラえもん人生ゲーム」
ドラえもん人生ゲームは、ドラえもんのひみつ道具を手にいれながら、夢をかなえるのがゲームの目的です。ドラえもんがやってくるとドリームポイントが増え、ドリームポイントがたまるとひみつ道具を手に入れることができます。
定番の人生ゲーム同様、お金は扱いますが、より子どもに向けの内容で、1周も短めになっているので、小さな子にはこちらがおすすめです。
ただし、プレイ人数が2~4名と他の人生ゲームより少ない点、大人はあまり楽しめない点には注意しましょう。
高学年~中学生におすすめしたいのは「人生ゲームスポーツ」
2019年に発売された「人生ゲームスポーツ」は、スポーツに特化した内容で、登場するスポーツは100種以上。途中で16種のミニゲームを楽しみながら、金のトロフィーゲットを目指します。
評判も、「マスにかかれている内容が面白い」、「1度のゲームで多くのスポーツ選手を楽しめる」など、高評価です。
テイストは、「ドラえもん人生ゲーム」や「人生ゲームドリームジャンボ」が『甘口』なのに対し、「人生ゲームスポーツ」は「定番人生ゲーム」同様で『中辛』となっています(公式HPより)ので、やはり高学年以上におすすめです。
人生ゲームはリアルイベントや、学校での取り組みも
人生ゲームは、愛知県にある「明治村」にて「リアル人生ゲーム」(団体向け)が開催されたり、東京都葛飾区の商店街では「まちあそびIn葛飾」のイベントが開催されるなど、ボードゲームを超えた取り組みが行われています。
また、一部の小学校の授業の一環として、子どもたちが自分の街や学校、生活環境をテーマに「人生ゲーム」のマス目を考えて、みんなの力で一つの「人生ゲーム」を作り上げるといったプロジェクトも行われています。
このように、年代を超えて大衆に親しまれている人生ゲーム。
さまざまな種類が用意されているので、その時々の子どもに合ったものを与えてあげられるといいですね。
<最後までお読みいただきありがとうございました>
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