ロジカルニュートンシリーズの『ニュートンのリンゴ』を小学1年生が遊んでみました。キャッチフレーズの「論理的思考を養う」「賢くなる」は本当なのか?レビューします。
《目次》
- ロジカルニュートン『ニュートンのリンゴ』とは?
- ニュートンのリンゴの遊び方
- ニュートンのリンゴを小学生が遊んだ感想
- ニュートンのリンゴは大人でも楽しめる?
- ロジカルニュートン『ニュートンのリンゴ』を小学生が遊んだ感想まとめ
ロジカルニュートン『ニュートンのリンゴ』とは?
ニュートンのリンゴは、赤リンゴと青リンゴのコインをパネルを組合せてできる様々な経路を通過させて仕訳するゲームです。リンゴのコインがカタカタを音をたててパネルを通過していくのが面白く、遊びながら自然とプログラミング的思考が身につくパズルゲームです。
ワンダーラボが監修しているだけあり、知育玩具としてかなりレベルの高く、以下のようなさまざまな力を養うことができるようです。
論理的思考力が養える
コインを正しく仕訳するには、12種のパネルのそれぞれの機能や動きを理解したうえで、コインを入れる順番を考える必要があり、正解するには『ロジカルシンキング(論理的思考)』の能力が必要とされます。
観察力が育つ
各パネルの動きをしっかりと理解するためには、試行と観察を繰り返す必要があり、観察力を育てることができます。
問題解決力が磨かれる
コインが正しい方向に進まなかった時に、何がいけなかったのか?問題を見極め、他の順番や方法を考え出して、その方法を試すことで、問題解決力が磨かれます。
集中力を養える
コインの動きをあらかじめ予想し、実際にコインを動かしてみて自分の予想が正しいか間違っているかを確認する作業のなかで、ドキドキ感を楽しみながら集中力を養うことができます。
パッケージは、同ロジカルニュートンシリーズの「コロンブスのひらめきタマゴ」よりひとまわり大きいサイズです。
「コロンブスのひらめきタマゴ」のレビューはこちら
ニュートンのリンゴの遊び方
付属の取扱説明書を兼ねた「問題集」には、①研究のページ、②パズルのページ、③頭脳バトルの3篇に分かれています。
①研究のページでは、12種類のパネルの動きをそれぞれ観察します。パネルは途中でコインの動きを止め、次のコインが通過することでコインの落ちる順番が入れ替わったりするので、何度も動かしてみて観察して確認します。「考えてみよう」や「例題」に従って、できたらチェックを入れるチェック欄も用意されています。
②パズルのページでは、問題が60題用意されています。使うパネルと位置が図でかかれており、示されたコインの枚数を正しく振り分けられるかに挑戦していきます。問題は進むにつれ難しくなっていきますが、全60問のうち、30問目からはパネルにとまっているコインを正しいトレーにいれる問題となったり、45問目からは、セットするパネルを当てる問題になったりと、さまざまな視点から考える問題となっています。
③頭脳バトルのページでは、複数人で挑戦できる問題。好きなパネルを選んで順番に解き、仕訳を間違えたコインの枚数が少ない方が勝ち、となるルールのほか、対戦ルールが全部で4種類紹介されています。
ニュートンのリンゴを小学生が遊んだ感想
パネルをリンゴがカタカタと音をたてて進んで行く様子を見て、子どもがワクワク感いっぱいです。まさに「つかみはバッチリ!」の状態。ピタゴラスイッチが好きな子どもなら、きっと気にいると思います。
パネルをセットするのは少しコツが要りますが、小学1年生でも少し教えればできるようになりました。
①の研究のページは楽しく進んでいきました。②のパズルのページでは、最初の10問程度は小学1年生でも、少し間違えながらも進んいきました。第10問は、「レベル6」までのうち「レベル2」に該当します。レベル3になると、予想を頭の中で考える時間が増えていくので、集中力が続かなくなってきます。自分の予想と結果が違うことが多くなり、だんだんと当てずっぽうにコインを入れるようになってしまいました。
当てずっぽうでコインを入れて正解しても、このゲームの意味がまったくありません。
ニュートンのリンゴは大人でも楽しめる?
大人も挑戦してみました。確かにレベル3あたりから難しくなってきました。その分、予想した順番きっちり仕訳できると達成感があります。大人でもレベル4あたりから考えこむようになりました。
パネルの動きをしっかりと把握し、先の先までのコインの動きを予想できる、高い集中力・思考力が要求されるゲームだなと感じました。
本来、指定された枚数のコインを、パネルを通す順番をすべて最初に予想するのが正しい遊び方だと思われますが、コインを通しながら考える方法でも最初はよいのかもしれません。
ロジカルニュートン『ニュートンのリンゴ』を小学生が遊んだ感想まとめ
小学生低学年では難しいなと感じました。「こうなったら、次にああなって・・・」と考えるゲームなので、将棋が得意な子などはこのゲームも得意なのかもしれません。
全60問、あきらめることなく挑戦できれば、プログラミング思考を養え、賢くなるんだろうな、と思います。子どもには、もう少し学年が進んだら、再挑戦させてみたいと思います。
<最後までお読みいただきありがとうございます。>
<こちらの記事も読まれています>