モンテッソーリの教えの中で、幼児期に大切なこととして、
①自分で出来ることの喜びを味あわせる。
②手先を使う機会を多く与える
があります。
モンテッソーリ教育は、親の心がけ次第で、自宅でもお手伝いなどを通して、ある程度取り入れることが可能です。
幼児期からできる家庭でのお手伝いは、洗濯物干しや片付け、窓拭きや床掃除などいろいろありますが、モンテッソーリ教育では、料理も早い段階から取り入れています。
料理は、分量の計測や人数分に分割することで数字の概念を養えますし、手順を考えたり、盛り付けを工夫したりと、手先だけでなく頭も使います。
幼児期のうちから、安全を確保しつつ、親子で料理を楽しみたいものです。
ここでは、我が家で取り組んだ中で、小さな子どもでも楽しめる、おすすめ3選を紹介します。
《目次》
型抜きクッキー
あらかじめ用意したクッキー生地を、平らに麺棒で伸ばし、型を抜くだけの簡単作業です。
子どもにとっては、粘土遊び感覚です。
はじめは型で押すだけ。
押すだけでも、力加減が必要です。
その後、だんだんと型から外すのも上手になり、鉄板にも等間隔に並べられるようになってきます。
慣れてくると、生地を伸ばすのもチャレンジさせてみて下さい。
自分が型抜きしたクッキーが焼きあがり、食べられるのは格別の様子です。
小さいお子さんには、お砂糖の量を減らしたり、材料に片栗粉を使ったものにすると、サクッとお口で溶けやすい卵ボーロ風のクッキーになります。
クッキー型や麺棒は100均にも売ってますし、無添加の手作りクッキーは身体にも優しいのでおすすめです。
ごはんの型抜き
炊いたご飯を、人肌程度に冷まし、子どもが持ちやすい大きさのスプーンで、ごはんの型に入れ、お皿にポンと乗せるだけです。
しかし、ごはんをスプーンですくって型にのせるだけで、子どもの顔は真剣そのもの。
子どもにとって、型の形にあわせてごはんを詰めるのも、型をお皿にひっくり返すのも、難しいことです。
フリフリして作る、ボールライスも同様です。
鮭フレークやふりかけを混ぜたり、海苔を巻いたりと、アレンジも楽しいです。
型は、どちらも100均で仕入れることが可能です。
自分で一生懸命やって、出来上がった型抜きごはんは、おかずがなくても美味しい様子。
普段、おかずを先に食べてしまい、ご飯だけ残ってしまう我が子も、ご飯を先に食べ、食育にも大きく貢献します。
きなこの団子
団子づくりでは、5つの作業を楽しむ事ができます。
①こねる
団子の粉に水を加え、耳たぶくらいのやわらかさになるまでこねます。
②丸める
適当な大きさに丸めます。
③団子が浮くのを観察する
沸騰したお湯の中に入れ、浮き上がってきたら、そのまま2〜3分茹でます。
④すくう
茶こし等でお湯から上げ、お皿に乗せます。
⑤まぶす
きな粉をまぶして出来上がり。
※④は熱湯を扱うので、必ず親の監視が必要です。危険な様なら無理をせず、親のみで行って下さい。
①〜⑤全てが、子どもにとってワクワクする楽しい体験となります。
また、出来たてのお団子は、おても美味しく、おやつに最適です。
是非、お試しください。
☆最後までお読みいただき、ありがとうございす。
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