立春が過ぎると、寒い中でも春の訪れが気になる季節になります。
ふと見上げると、いつの間にか木々に開花している可愛らしい花を発見し、
これは梅?桜っぽいけどまだ桜じゃないよね?なんて考えることも。
そこで、この時期に見られる早咲き桜の種類と、梅との見分け方をまとめました。
《目次》
梅と桜の見分け方
梅にも桜にも様々な品種があり、実は簡単な見分け方があります。
見分け方⑴ 花びらの形で見分ける
桜の花びらは先が割れています。
梅の花びらは先が丸くなっています。
見分け方⑵ 花柄(かへい)の有無で見分ける
桜には花柄があり、花柄に花がついています。
梅には花柄がなく、枝に花がついています。
この2つの見分け方を覚えておけば、開花時期がかぶっていても、梅か桜か区別がつきそうですね。
ちなみに桃の花の花びらは、先が丸くもなく、割れてもなく、尖っています。
都内で見られる2月に咲く早咲き桜の種類
寒桜(カンザクラ)
淡い紅色の一重の花(つぼみは紅色)で、花径は15~25㎜。
静岡県の熱海に多く植えられているため、「あたみ桜」とも呼ばれています。
早咲きで知られる河津桜よりも開花は早く、また、他の桜に比べて開花時期が長く、2~3か月かけてゆっくり咲く桜です。
都内では、上野恩賜公園や小石川植物園、皇居東御苑などで見られ、2月中旬から2月下旬にかけて満開を迎えます。
寒緋桜(カンヒザクラ)
濃い桃色(白色もあり)の一重の花で、花径は15~25㎜。
沖縄県や鹿児島県などで見られる野生の桜です。
都内では、上野恩賜公園、北の丸公園、荏原神社(北品川)などで見られ、1月下旬から2月が見ごろとなっています。
河津桜(カワヅザクラ)
紅色の一重の花で、花径は40~45㎜。
伊豆の河津町で発見された、大島桜と寒緋桜の自然交配種といわれています。
都内では、新宿御苑、芝公園、木場公園などで見られ、2月中旬から咲き始め、2月下旬から3月にかけてが見ごろです。
まとめ
春の気配と共に、様々な花が咲き始める時期。「これは梅だね」「あれは桜かな」など、親子で足を止めて、自然観察を楽しめるといいですね。
☆最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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