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子ども雑学(1月編) お正月の習わし①

お正月には、日本では昔からの習わしがたくさんあります。
1年で一番、「和」を感じられる時でもありますよね。

 

子どもには目新しいものが多く、日本の風習に興味を向ける良いきっかけとなるので、基本的な事を、わかりやすく教えてあげられるといいですね。

 

《目次》

 

お正月っていつのこと?

 

「お正月」は、一年の最初の月。

昔は1月そのものを「正月」と呼んでいましたが、今は、3日までの「三が日」を指すことが一般的となっています。

 

元日は1月1日を指し、元旦は、元日の初日の出を指します。

(元旦の旦の字は、地平線から太陽が昇る様子を表しています。)

 

 

歳神様とは

 

元旦には、新しい年の幸せを運んできてくれる「歳神様」が日の出とともに山から降りてきます。

歳神様は、作物が豊かに実って食物に不自由なく暮らせること、また家族が元気に一年を過ごせること、を約束してくれるとても大切な「神様」だと考えられてきました。

 

 

門松・しめ飾りの意味

 

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門松やしめ飾りは、歳神様を家に呼ぶ目印として、玄関前や門前に飾ります。

 

門松に松が使われるのは、古くから神が宿る木と考えられていたためです。

 門松に添えられる「竹」はすくすくと伸びる強い生命力の象徴として、「梅」は、寒中にも花をつけるということで生気と華やかさを表しています。

 

一方しめ飾りは、もともと神社で神聖な場所と外界とを区別するためのしめ縄からきています。

神社同様、自分の家が年神様を迎えるのにふさわしい神聖な場所であることを示すため、家の中にしめ縄を張ったのが始まりだと言われています。

 

門松・しめ飾りを飾る期間

 

門松やしめ飾りは、その大切な「歳神様」をお迎えする歓迎の意味合いがあるため、飾る時期にもきまりがあります。

 

飾るのに良いとされているのは、12月の26日から28日の間です。

29日は、その音から「二重苦」 、最後の9がつく日から「苦をまつ」を連想させ、また31日は一夜飾り、一日飾りと言われ、神様に失礼にあたる為、避けましょう。

 

しまう時期は、その名の通り「松の内」の日です。

「松の内」とは、歳神様を迎えおもてなしをする期間を指しますが、実は、地域によって日にちが異なり、関東では1月7日まで、関西では15日までが一般的です。

 

 

初詣はどうしてするの?

 

初詣も「松の内」の間に行くと良いとされています。 

では、 歳神様を家にお迎えしている間に、どうして初詣に出かけるのでしょうか?

 

それは、家にお迎えする歳神様は「祖先神」と考えられているからです。

つまり、自分の祖先を神様としてお迎えしています。

 

一方、初詣に出かける地元の神社に祀られている神様は、その土地の様々な由来を持つ神様で、その地の人々を守ってくださっていると、考えられています。

 

初詣は、一年間無事に過ごせた感謝の気持ちと、新年を健康に幸せに過ごせるよう神様にお願いしに行きます。

 

☆最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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