4~5才時期に爆発的に語彙が増えるという話をよく聞きます。
子どもを観察してみても、親の言葉を真似して使ってみたり、幼稚園で覚えてきた言葉を得意げに使ってみたり、時には勘違いして覚え間違った使い方をしていたり。。。
親子の対話の中で、親の話し方が子どもの言語能力(話し方)に多くの影響を与える事も、いやでも実感してしまいます。
今回は、子を持つ親が、どんな事に気を付けて子どもと会話をしたらいいのか、調べてみました。
《目次》
あいまいな言葉に気を付ける
大人がよく使う「いい加減にしなさい」「迷惑かけないで」「気をつけてね」は、子どもには理解し難い言葉の様です。
「いい加減」や「迷惑」、「気を付ける」内容が「何を」「どの様に」が明確でないので、なにに気を付ければいいのか子どもにはわからないのです。
同様に、「ちょっと待っててくれる?」「そのうちにね」などのあいまいな言葉も、子どもには伝わりません。
「ちょっと」ってどのくらい?「そのうち」ってどのうち?
という具合です。
子どもには伝わりにくい言葉は、何度繰り返し言い聞かせても、なかなか意味を為しません。
こういった大人が使いがちなあいまいな言葉を親が使いすぎると、子どもは話をしていても理解できない分、つまらなくなり、会話に参加しづらくなっていきます。
親として子どもに対して話すときは、「具体的な内容を」「子どもに伝わるように」話すことが大切です。
子どもが話す自信を持てるような反応を心がけよう
どんな子どもでも、「話したいことがある」「聞いてくれる相手がいる」この二つが揃えば、話をしたくなるという。
しかし、子どもが話そうとしても、親が気のないそぶりを見せたり、家事の手をとめずに目も合わせないと、子どもはがっかりしてしまいます。
話したくてもちゃんと聞いてもらえない、という経験を何度かすると、子どもは話すことに自信を持てなくなり、やがて、自分は話べただと思いこんでしまいます。
子どもだけではなく、大人でも「どうせ私のつまらない話なんか、誰も聞いてくれない」と思い込んでいる人がいますが、子どものころ、親に話を聞いてもらえなった人に多いといいます。
自信を持たせるためには、子どもが話そうとした時には、なかなか言葉が出なくても、決して急かさず、笑顔で「いいんだよ、ゆっくりで」と安心して話せる環境をつくりましょう。
先回りして「こういう事?」などどいうのも良くありません。
うまく話せなくて口ごもってしまう子は、親に聞いてもらえない、相手にされない、と思うと、余計に焦って言葉で出なくなってしまうものです。
子どもの話を待つ時間も、子どもの話相手に充分なっているのです。
そして、子どもが話しをした事に、大げさに「感心する」「驚く」「面白がる」などして、会話を盛り上げて、子どもに聞いてもらうことの楽しさを味わわせることが大切です。
その際、子どもが話したがっている事から、話題をそらさないよう、心がけましょう。
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参考文献
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