我が家では現在、ミニトマトの栽培、メダカ とおたまじゃくしの飼育に加え、キッチンの片隅で椎茸の栽培をしています。
それぞれ毎日、子供と一緒に世話をしながら興味深く観察していますが、椎茸の成長スピードはとても速く、椎茸栽培を始めてからは、毎朝起きたら真っ先に椎茸に向かうほど、観察するのが楽しみになっています。
椎茸は、菌床を7日前にネット通販で取り寄せました。
育てるためのケースが付いているセットもありますが、我が家は節約のため「菌床」のみを購入。
《目次》
■菌床とは?
「菌床」とは、おがくずなどの木質素材と米糠などの栄養素をブロック状に固めたもので、そこにキノコのもととなる「種菌」を植えて栽培する方法を「菌床栽培」といいます。
丸太のような原木を使用する「原木栽培」よりも短期間で収穫ができるとして、人気があります。
家庭で椎茸を育てるために売られている菌床のほとんどは、種菌や栄養が既に植え付けられており、家庭の届いたらすぐに栽培が始められるようになっています。
■椎茸の菌床が届いたらやること
菌床が届いたら袋から取り出し、全体を流水で洗います。
子供は菌床が届くのを楽しみにしていましたが、何やら得体の知れない茶色の塊を見て、怖気付き、おっかなびっくり触っていました。
次に、深めの鍋に菌床を入れ、菌床が潰れないようにビニール袋で覆って乾燥を防ぎます。
暗い場所の方がよく育つので、キッチンの中でも陽が当たらない場所に置き、上からダンボールで囲いました。
あとは、1日2回霧吹きで全体に水をかけるのみなので、手間いらずです。
■椎茸の成長記録
□3日目:椎茸が生え始めました
椎茸の菌床が我が家に届いてから、3日目の朝、観察してみると1㎝サイズの椎茸が生え始めていました。
傘は小さく、柄の部分が中心で、ポチョンとしていて見ようによっては可愛らしいです。
いきなりの出現に、家族皆んなのテンションUP!
□4日目:椎茸の柄が2倍の長さに
次の日の朝に見てみると、柄の長さは2㎝ほどの長さに。傘の部分がふっくらと盛り上がりなんともいえない形をしています。前日からの急成長ぶりに、生物の神秘を感じます。
□5〜6日目:椎茸らしい形に
傘の部分が日に日に広がり、椎茸らしくなってきました。早く収穫したいけど、もうちょっと我慢我慢!
□7日目:傘が大きくなった
傘の直径が7㎝になりました。
全部で30個ぐらいまで増え、メキメキと大きくなりつつあります。
■8日目:収穫
傘が開いてきたので、あわてて収穫しました。
まずは12個収穫し、夕食にいただきました。柔らかく香りもよく、自分達で育てたものは、美味しく感じます。
まだ、20個ほど菌床残っているので、しばらく椎茸料理が続きそうです。(笑)
■収穫した後は、もう一度楽しめる?
椎茸をすべて収穫した後、菌床を2週間程度休ませ、一度水に浸せば再度収穫することができるようなので、トライしてみようと思います。
■椎茸栽培に適した季節は?
椎茸栽培に適した季節は、春・秋・冬だそうです。特に、昼間は暖かく、夜は気温が下がる時期が最も適しており、30°を超えると菌が弱ってしまうため、夏場は空調での調節が必要となってきます。
■まとめ
椎茸の栽培は、短期間で場所も取らず手間もかからないので、子供と一緒に簡単に始められます。
また、しっかりと観察したあとは、美味しく食べられて食育につながるところもポイント。
ステイホーム期間だからこそ、水やりを欠かさずにでき、観察にもじっくり時間をかけることができるので、おすすめです。