電車や車もおもちゃが大好きな男の子。
乗り物の絵本を通して、本好きになってくれるといいですね。
ただ乗り物が登場するだけでなく、読み物として魅力的な絵本を厳選し、紹介します。
《目次》
車好きな子に
バスがきました
しっぽのあるバス停にはネズミさんのバスが! 大きな耳のあるバス停にはウサギさんのバスが! やさしい色合いの可愛らしい絵にとても癒されます。
このバス停には、何が来るかな?と親子でたっぷり楽しめます。
(推奨年齢:1才~)
はしれ!たくはいびん
おじいちゃんのりんご畑で採れたりんごを、宅配便で都会の孫に送るお話です。
宅配トラックが集荷する様子、りんごが入った箱が仕訳センターのベルトコンベアーで運ばれる様子が描かれ、りんごの箱どこかな?などの楽しみ方もできます。
途中、子どもが好きなたくさんの車の絵も登場します。
最後、孫からおじいちゃんへ「りんご とどいたよ。どうも ありがとう!」とお礼の電話をします。こういう所からも、子どもの気持ちが育っていくのでしょう。
(推奨年齢:2才~)
みんなで!いえをたてる
家を建てる工程と共に、子どもが大好きな働く車がたくさん登場します。
ショベルカー、ダンプカー、くいうちき、ミキサー車にポンプ車、クレーン車に高所作業者。完成したら引っ越しトラックや郵便バイクまで。
どの働く車が、どんなお仕事をして家が完成していくのか、とてもわかりやすく、楽しく読める本です。(推奨年齢:3才~)
しょうぼうじどうしゃ じぷた
ジープを改良して作られたちびっこ消防車のじぷたは、大きくてかっこいい救急車やはしご車やポンプ車を、うらやましく思っていました。そんなある日、じぷたでないと消せない火事が発生。じぷたは見事に消し止め、人気者になったお話しです。
個々の特性への理解や、弱い心に勇気を持たせてくれる絵本です。
(推奨年齢:4才~)
のろまなローラー
のろまなローラーがゆっくりと道をなおし、その横を走り去る車たち。
ローラーを抜いていった車は、でこぼこ道で故障したりと結局ローラーに抜かされます。
うさぎとかめの様なお話しですが、このお話しではローラーは人の役に立つ事を、不平を言わずにたんたんとこなしている所に軍配が上がります。
(推奨年齢:4才~)
電車好きな子に
へんしんれっしゃ
まちの駅発 つきの駅行きの列車は、途中、何度も変身して森の駅や海の駅へと旅をします。変身に合わせて、上下に分かれたページをめくる仕掛けになっており、まるで自分が変身させている様で、なんとも楽しい絵本です。
「まもなく はっしゃいたします!」「ゆれますので しっかりとおつかまりください」など、子どもうけするフレーズもたくさん出てきます。
(推奨年齢:1才~)
パノラマえほん でんしゃのたび
海から山、そして山から海と電車が旅する景色が、丁寧に描かれています。
電車と平行して道路を走る車、空を飛ぶ飛行機や気球を、ページ毎に見つけたり、動物園の動物や牧場の馬、船など、親子で探したりと、いろいろな楽しみ方ができる本です。(推奨年齢:1才~)
せんろはつづく
どんどん線路を繋ぎ、鉄橋や踏切が作っていく様子と、そこを列車が走る姿は、電車遊びが好きな男の子なら誰でもきっと大好きです。
男の子のワクワクとドキドキを育ててくれる絵本です。(推奨年齢:2才~)
ぎゅうぎゅうでんしゃ
おまつりに向かう電車が満員です。でもまだ乗れていないお友達がいます。
「つめてつめて 乗せてあげよう」誰かがいいます。みんなでつめて、ほら乗れた。
最後には、一人残らず電車に乗れ、みんなでお祭りを楽しむことができる、という思いやりを育てる絵本です。電車に乗っているのは動物さん達なので、動物好きな子にも!
(推奨年齢:2才~)
ないしょでんしゃ
こちらも「ぎゅうぎゅう電車」と同じ、薫くみこ作の電車シリーズです。
もりの鉄道は雪が解けるまでおやすみです。ところが、「ないしょ ないしょ」と電車が動きます。なんと、雪だるまが運転しています。聞いたこともない駅を通過して向かった場所は、雪だるまの国!
「ないしょ ないしょ」のワクワクが子ども達は大好きです。
(推奨年齢:2才~)
そらとぶでんしゃ
箱でつくった電車に色を塗ると、電車の旅のはじまりです。
とっても色彩豊かでかわいい絵が夢の世界と男の子の冒険心を広げてくれる素敵な絵本です。(推奨年齢:2才~)
しゅっぱつしんこう
電車の運転士になるのが夢のゆたかくん。ある夜、家の前の、あるはずのない階段を降りていくと、そこには電車が待っており、ゆたかくんが運転をすることに!
乗客の動物達を乗せて、海水浴に行く冒険の始まりです。
ゆたかくんは、帰りの電車でも、本物の運転士さながらに立派に動物達を駅まで送り届けます。そんなカッコいい姿を子どもは尊敬し、きっと自分もなりたいと夢みることでしょう。(推奨年齢:3才~)
こんにちは
しつけ絵本シリーズの「あいさつができる子になれる」絵本です。
ある日、いつも遊んでいる汽車の遊具を、ハキハキと挨拶する不思議な女の子が運転しています。
次々と動物達が乗ってきて、挨拶を交わし、仲良くなります。
この本を通して、挨拶って素敵なこと、かっこいいこと、と感じることができるでしょう。(推奨年齢:3才~)
こぎつねトンちゃんきしゃにのる
汽車が大好きなキツネの男の子(トンちゃん)と、そのお友達のキツネの女の子(リコちゃん)のお話しです。
リコちゃんは、汽車にばかり目がいって一緒に遊んでくれなくなったトンちゃんに、いじわるをします。
けんかをしても、結局仲直りをする様子を通して、お友達との関わり方について、学ぶことができるでしょう。(推奨年齢:4才~)
はしるはしる とっきゅうれっしゃ
「スーパーあずさ」が新宿駅から松本駅まで走る様子が絵本になっています。読み進めていると、まるで自分が旅しているようで、ワクワクしてきます。
線路や信号の説明や、坂道の走り方など小さい子にもわかりやすく記されており、電車が線路を走るしくみ等について考える事につながる絵本です。(推奨年齢:4才~)
いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう
機関車のちゅうちゅうは、機関士達にとても大切にされていましたが、毎日重い客車を引いて、駅を行ったり来たりするのがイヤになり、ある日逃げ出してしまいました。
すごいスピードで逃げ出したので、町の人々や動物達に迷惑をかけて、みなカンカン。
ちゅうちゅうは、逃げ出してもいい事は何ひとつなく、へとへとに疲れてしまいました。
結局、機関士達に助けられ、ちゅうちゅうが反省する姿は、ガミガミ叱るしつけよりも、よっぽど子どもの心に響く1冊です。(推奨年齢:4才~)
寝かしつけ絵本におすすめ
おやすみはたらくくるまたち
ブルドーザーやミキサー車など、働く車たちが主人公です。
それぞれが1日どんな役割を果たし、夜を迎えてどんな気持ちで眠りにつくかを表現しています。「しーっ、おやすみ・・・ゆっくりおやすみ」で綴られる文句なので、寝かしつけの絵本にぴったりです。(推奨年齢:2才~)
よるのきかんしゃゆめのきしゃ
これは、「おやすみはたらくくるまたち」と同じシェリー・ダスキー・リンカー作の機関車版です。電車好きな子にはこちらがおすすめ。
また、電車に乗っているのは、様々な動物たち。恐竜もでてきます。
みんなで力を合わせて汽車に荷物を積み込み、積み終えたあとは、汽車に乗って眠りにつく、という内容です。(推奨年齢:2才~)
知識につながる本
いろいろバス
色々んなバスがやってきます。このバスには誰が乗っているのかな?
色にちなんだ生き物もたくさん出てきます。単純ですが、子どもが大好きな絵本です。
(推奨年齢:1才~)
でんしゃのしりとり
新幹線や特急列車の名前がしりとりになっています。
各車両の写真は電車好きな子なら釘づけになること間違いなしの、素敵な写真が使われており、列車のミニ知識も掲載されています。掲載列車は、なんと93種。
「次は何の電車かな?」としりとり遊びをしながら、楽しくひらがなを覚えられます。
(推奨年齢:3才~)
でんしゃの まるさんかくしかく
電車のパーツや模様などを取り上げ、図形に親しむことができます。
「いろんな色の三角はどこ?」など、クイズ形式になっており、親子で楽しめます。
(推奨年齢:3才~)
くらべてなるほど でんしゃ
電車の長さや重さなど、他のものと比較して、楽しく数字に親しむことができる本です。今までと違った視点で電車を見る事ができますよ。(推奨年齢:3才~)
鉄道いっぱい!日本地図の本
大好きな電車が、日本のどこを走っているのか?地図上で見ることができ、地理や各都道府県の名所を楽しく学ぶことができます。
「日本でいちばん高いところにある駅はどこ?」など、豆知識も盛り込まれており、子どもの「もっと知りたい!」を引き出せる本です。(推奨年齢:4才~)