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脳を構成する物質&脳に良い食材とは

脳は6才までに作られ、それまでに脳に良い栄養素を接種することで、脳の良好な発達を促すことができると言われています。

 

具体的には、新生児の脳の重さは約350g。

0~2歳の時期に驚くべき急成長をとげ、3歳で成人(約1,300g)の約80%、6歳で約90%まで成長します。

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この6才までは特に、毎日の食事でなるべく脳の成長に良い食材を取り入れたいところですね。

ここでは、脳を構成する物質と脳に良い栄養素を紹介します。

 

《目次》

 

脳を構成する物質とは

 

脳の構成成分は、脂質約60%、タンパク質約40%と、なんと脂質が半分以上を占めます。

さらに脂質の内訳は、コレステロール約50%、リン脂質約25%、ドコサヘキサエン酸(オメガ3系)が約25%となっています。

 

 

 

それぞれの役割

 

それぞれの役割を見てみましょう。

タンパク質」は神経伝達を担っています。

食事によって体内にとりいれられたタンパク質は、消化酵素によって「アミノ酸」に分解され、脳内で判断力記憶に関わる神経伝達物質の材料となります。

 

「コレステロール」は神経細胞を守っています。

 

リン脂質」は、神経回路を形成する「シナプス」を伸ばす「ニューロン」を取り巻く膜をつくる物質で、記憶力を高めるアセチルコリンという伝達物質の原料になっています。


また、気分を高め、やる気を生み、心にはりをもたせる作用があることでも知られています。

 

 

ドコサヘキサエン酸(DHA)」は情報伝達の働きを高めたり、情報伝達物質の放出量を増やします。

また、脳を構成する細胞膜をやわらかくし、様々な情報をキャッチして柔軟に思考する脳をつくることができます。

 

脳や神経の病に侵されている人はDHAやEPAが不足しているという研究結果もあるくらいです。

 

脳に良い食材とは

 

良質なタンパク質をとるには

 

タンパク質の中でも、体内への吸収率が高い「良質」なタンパク質を摂取することが大切です。

 

その為には、体内で合成できず食品から必ずとらなくてはいけない9種類の「必須アミノ酸」をバランスを含むかを数値化して表した「アミノ酸スコア」の高い食品をとることです。

 

アミノ酸スコアの高い食材

 

アミノ酸スコアが100の食材(最も必須アミノ酸をバランス良く含む食材)は、

豚肉(ロース) 、あじ(生) 、鶏卵 、牛乳、大豆および大豆製品です。

 

 

リン脂質をとるには


リン脂質が豊富な食材は、鶏卵、大豆・大豆製品、ピーナツ、もつなどです。

 

 

 

ドコサヘキサエン酸(DHA)をとるには

 

DHAは体内で作り出すことができません。

そのため、DHAを豊富に含む食材から摂取することが欠かせない成分です。

 

DHAは魚類、特に青魚に多く含まれているのは良く知られていますが、具体的には

サバ、サンマ、ブリ、マグロ(目玉の近くやトロ)、シロサケ筋子、あじのひらき、マイワシの生干し、カツオ、アンコウの肝、うなぎなどです。

 

 

まとめ

 

脳に良い食材とそれがもたらす効果を覚えやすいようにザックリとまとめると、

 

①記憶力や判断力を高める効果をもたらすのもの・・・大豆や大豆製品、鶏卵、牛乳

 

②思考力を高めるもの・・・青魚、トロ、アンコウの肝、うなぎ

 

となります。

毎日の食卓に、意識的に取り入れられるといいですね。

 

 

☆最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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