埼玉県大宮で開催される「鉄道ふれあいフェア」は、さいたま市とJR東日本大宮支社がタッグを組み、子どもから大人まで鉄道ファンが楽しめる年1回のビッグイベントです。
都心からのアクセスも良く、入場無料で事前応募なども必要ない為、毎年多くの鉄道ファンが訪れます。
会場は、JR東日本大宮車両センター(車両会場)の他、大宮駅構内や西口・東口まちなか会場など、大宮駅近辺が広範囲で祭りムードとなります。
今回は、メイン会場となる車両会場の攻略法を紹介します。
《目次》
車両センター会場までのアクセス
メイン会場となる車両センター会場へは、大宮駅西口を出て地上へ降り(駅構内は2階にあたります)、右方向へ進みます。マルイの裏手を過ぎて道なりに進むとJACK大宮南側広場の角を右折すると、車両センター前の通りに出ます。
開場時間に合わせて行けば、駅で配布しているパンフレットを手にした多くの人々が、会場へ向かって流れが出来ているので、迷う事はないかと思います。
改札口から会場へは、普通に歩くと徒歩5分程度です。
混雑状況(2018年)
2018年は5月26日(土)に開催されました。
9:30~開場で9:00前頃に会場に到着するように出かけましたが、開場に到着する手前の建物(ジェクサー・フィットネスクラブ)辺りから既に行列ができていました。
しかし、列はゆっくりですが進みます。係の人が歩道でなるべく立ち止まらない様に、車両センターの敷地内で列を作るように誘導し、また、会場時間も早めてくれたので、敷地内に入ってからもそれほど待たずして、会場内へ入る事ができました。
イベント全体を通して言える事ですが、来場者の数が半端なく混雑していますが、係の人の人数が多く配置されており、各イベントの並ぶ列の対応も、人があふれかえて混乱する前に早め早めに対応されているので、不愉快な思いや混乱することもありませんでした。
また、係の人達からイベントを楽しんでもらおうという心意気が伝わってきて、気持ちよく楽しむことができました。
人気イベントの紹介
試運転線での試乗会
車両センターで最も人気があるのは、ふだんは通れない車両センター内の試運転線で乗る車両走行です。毎年列車は変わり、2018年は「特急草津・スワローあかぎ651系」でした。車両センター会場から鉄道博物館までの約1.7kmを往復します。(乗車時間約15分)
整理券制となっており、全員が着席した状態で走ります。(グリーン車には座れません)
整理券配布は午前の部は9:30~、午後の部は11:30~となっており、開場と共にこの整理券をもらいに行く人が大半です。
整理券をもらうためには、乗車する全員で並ンぶ必要があり、並んでから整理券をもらうまでに少し時間がかかる為、この車両走行に興味がない場合は、多くの人がここで並んでいる間の時間に、他のイベントをまわると空いていてスムーズに動けます。
また、午後の部の配布を狙う場合は、配布開始時間である11:30に行くと既に配布予定の人数が締め切られているので、確実に整理券をゲットしたい場合は、もっと早くから並んでおく必要があります。
ただ、11:30からはキャンセル待ちの列が作られます。確実に整理券をもらえる列の人数カウントには余裕を持たせてあり、また希望通りの乗車時間が無くキャンセルする人がいるため、キャンセル待ちの列に並んでいても、ある程度は整理券を貰えることができます。
遊覧列車はやぶさ号
2番人気は、遊覧列車はやぶさ号。子連れに大人気です。
E5系はやぶさモデルのオープンカーで、車両工場内をゆっくりと遊覧します。
走行中に見える景色のガイドもあり、ワクワク探検気分を味わえます。
整理券制ではないので、列に並んで順番が来るまで待ちます。1度に乗れる人数は20名程度。1周して戻ってくるのに5分程かかります。
乗車後、子どもには電車カードがもらえます。
車体移動実演
大人にも子連れにも人気なのが、1日に3回(11:00~、12:30~、14:00~)行われる車体の吊り上げ移動の実演です。
大きな車体が吊り上げられて移動する様子は、迫力満点です。
始まってからでは入口付近が混雑して奥まで進むことが出来ません。
じっくり見たい場合は、開始時間より少し早めに移動しておきましょう。
ミニ新幹線・ミニSL
小さな子どもに大人気のミニ新幹線とミニSLは、大人でもゆったりと座れる少し大きめの作りです。一緒に乗っても良し、乗らずに撮影に徹してもよし。
走る距離は短く目の届く範囲です。
整理券制ではなく、列に並んで順番が来るのを待ちます。
1~2分と回転が良いので、遊覧列車ほど待たずに乗ることができます。
こちらも、乗車すると電車カードがもらえます。
トラバーサー乗車体験
車両基地内で、車体を横に移動させる時に使うトラバーサーに乗車することができます。100m程度ゆっくり移動します。小さな子には、何に乗っているのかが理解しにくいかもしれませんが、何か乗った事のないものに乗れた、という感じでしょうか。
整理券制ではなく、並んで順番を待ちます。
高所作業車乗車体験
高所作業車の昇降するバスケットに乗ることができます。
整理券制で、配布時間は午前の部が9:45~、午後の部が11:45~です。
体験は午前2回、午後3回。1回あたり8組のみなので、乗りたい場合は最優先でここに並びましょう。
レールスター乗車体験
レールスター(工事用車両)に乗れます。ミニ新幹線などと同様、並んで順番を待ちます。ミニ新幹線と比べて回転が悪いので、列が進むのは遅いです。
自由に乗れる展示車もあるので、小さな子ならこちらで写真撮影だけでも楽しめます。
プラレールで遊べるエリア
整理券制の交代制(15分)にてプラレールで遊べるスペースもあります。
レールは既に組み立てられており、好きな車両を1つ貸してもらって、レールで走らせるといった内容です。
プラレール好きなら、早めに整理券を貰っておくことをおすすめします。
遊びたくても遊べず、大泣きしている子どもを何人か見ました。
靴を脱いで遊ぶので、歩き疲れた脚を休ませるのにもちょうどいいです。
Nゲージ走行体験
会場入り口付近の資料館では、Nゲージの走行体験もできます。
整理券制ではなく、並んで順番を待ちます。小さな子でも係の人が丁寧に操作の仕方を教えてくれます。
列車を2周させたら終了なので、あっという間に終わってしまいますが、並び直せば何度でも体験することができます。
同室内にはHOゲージも走っているので、見ているだけでも楽しいですよ。
まとめ
会場内はとても広く、子ども連れだと移動するだけで大変です。
事前に、優先順位を決め、整理券が必要なものはまず配布場所へ向かいましょう。
車両センター内の4か所で配布されているパズルカードを集めると、特別パネルでの記念撮影(現像してプレゼント)というのも開催されていますが、こちらのカードも10時半ごろには既に配布終了となっていました。希望される方はお早めに!
昼食には食堂が開放されていますが、小さな子ども連れでしたら駅弁なども売られているので、販売ブースの前を通った時に購入しておき、お腹が空いたらすぐに食べられる様にしておくのがいいでしょう。
芝生の休憩場所が用意されているので、レジャーシートを持参すると便利です。
また、待ち時間対策用のおやつもお忘れなく!
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