小学校でのプログラミング教育開始とともに、さまざまなプログラミング的思考を育てる知育玩具が発売されています。そのなかでも注目されている、学研STEAMの「はじめてのプログラミングカー」を子どもが遊んだ感想をレビューします。
実際にプログラミング的思考が育つ効果があるのか?参考にしてみて下さい。
≪目次≫
カードでピピッと はじめてのプログラミングカーとは
はじめてのプログラミングカーとは、「車」に「命令カード」で指令を出すことで、思い通りの方向に車を走らせていく知育玩具です。どの順番で、どのように指令を出すのか?について順序だてて思考するなかで、プログラミング的思考を養っていきます。
パソコンやタブレットなどを用意しなくても、この玩具単体でプログラミングを体験でき、対象年齢も3歳からと小さな子どもでも扱えるようになっており、遊びを通して自然とプログラミングの世界に触れられるのが特徴となっています。
はじめてのプログラミングカーの遊び方
車に指令を出す「命令カード」は10種類あり、まえ、うしろ、みぎ、ひだり、ハザード、とまる、ヘッドライト、クラクション、ループ、ゴールがあります。
「ぼうけんマップ」には自宅や駐車場のほか、駅・コンビニ・空港・遊園地・おともだちなどのイラストが描かれており、好きな場所をスタート地点として車を置きます。
スタート地点から自分の思い描くルートを通って定めたゴールへ向かって車を走らせるために、車の動きをプログラムしていきます。
プログラムの方法はいたって簡単で、車に命令カードを順番にかざしていくだけなので、小さな子どもでもストレスなくできます。
いっぽう、「ループ」機能を使用して、車を動かす動きを複雑にしていけば、大人でも楽しめると思います。
取り扱い説明書は、子ども向けにわかりやすい記載で、用意された「もんだい」を実行していくことで、自然と使いこなしていける工夫がされています。
はじめてのプログラミングカーで遊んだ感想
車が勝手に動き、クラクションなど音を鳴らしたりハザードで光ったりするので、6歳児の玩具への食いつきはばっちりでした。命令カードを使った操作も簡単なので、ほぼ自力で玩具の扱いについて理解することができましたが、ループの機能を理解するのは難しいようで、大人の説明を必要としました。
一通り遊んだあとは、「〇〇まで行ってみようか?途中でどこかに寄っていく?」や、「今、〇〇にいるから、車で迎えに来てくれる?」など声掛けをすることで、車を運転しているかのような感覚で楽しめます。思い通りに車を動かせた時の達成感も大きいのながらも、問題を解いているというより、遊んでいる感覚が大きいのも、すばらしいと感じました。
感想まとめ
はじめてのプログラミングカーは、プログラミング的思考を低年齢から養える効果があると感じました。全く難しさを感じることがない状態で、プログラミングの体験をすることができるいっぽうで、「ループ」という少し複雑な機能も体験できるので、幼児期の知育玩具として、おすすめできるものだと言えるでしょう。