同じことを何度注意しても直らなかったり、叱っていても聞いてるのか聞いていないんだか。。。しつけってホント難しいですよね。
特に、自由で衝動的な男の子には、男の子の特性を理解した叱り方を知っておき、できるだけ効果的な叱り方をしたいものです。
《目次》
ズバリ!男の子に伝わる叱り方とは
1.叱るときはその場で
「過去・現在・未来」という時間の概念がない子どもには、現行犯で叱るのは有効。
叱るべき行為をした時は、「その場ですぐに」が鉄則です。
2.あれこれ言わずにビシッと一言
たくさんの言葉で長々と叱られても、子どもはすべてのメッセージをうけとれません。
シンプルな言葉で短く、年齢に合わせて、その子にわかる言葉で伝えましょう。
3.叱り顔を意識して作る
男の子は叱られる時の緊張に耐えられずに、わざとふざけたりしますが、そんな時にも笑わずに、意識して叱り顔を作りましょう。
4.叱るための環境を整える
子どもは音に敏感です。子どもがちゃんと話を聞けるように、テレビを消したり、静かな場所へ移動するなどして、環境を整えることも大切です。
5.「私がイヤだ」と伝える
「そんなことをすのは悪い子」など、相手を主語にして話すのではなく、「ママはイヤだな」とこちらの思いを伝えるようにします。
注意する時は、子どもを評価する言い方より、事実を伝える言い方を心がけましょう。
6.行為がダメと伝える
子どもが過度に自分は悪い子だと思ったり、ママに嫌われたくないのではと心配しないように、「叩く〇〇くん」がいけないのではなく、「〇〇くんが叩くこと」がいけないのだと伝えましょう。
7.サッと叱って終わらせる
いまいち伝わっていないかな?と思っても、最後の最後は許してあげてください。子どもを追い込み、とどめを刺さないように。
ポイントを決めてズバッと叱り、はい、おしまいが理想です。
8.男の子のプライドを尊重する
男の子が大きく傷つくのは、「自分の大切にしているものを壊されたとき」です。
大切にしていることやプライドを持っていることを、否定したりしないように。
「お兄ちゃんなのに」は禁句です。
叱ることに疲れてしまった時に
叱ることは必要ですが、できるだけ叱る場面は減らしたいですよね。
毎日ニコニコ笑って、楽しく生活したいと願うのは、誰でも同じだと思います。
しかし、叱ることに疲れたからと言って、子どもを野放しにするわけにはいきません。
そんな時には、叱る側の意識を少し変えてみるのも、必要です。
1.叱る言葉はワンパターン化していませんか?
いつも同じ状況で叱っている場合、その叱り方に効果がないのかもしれません。
「ほめて、なだめて、叱って、すかす」という言葉があるように、子どもとの関わりの中でも、意識的にいつもと違う関わり方をすることで、子どもの行動を変えられる場合があります。
2.約束ごとは1つ、ハードルは低く
子どもは一度にたくさんのことは守れません。
最初から多くを求めすぎないことが大切です。
1つの事が守れるようになったら、次のステップへ移るようにしましょう。
3.叱るときは一呼吸おいてから
ケガや身の安全に関わるようなことは別ですが、叱る前にまず深呼吸。
気持ちをおさえてから事態に向き合うことで、平静さを保ちましょう。
4.遊びの要素を取り入れる
叱ることが目的ではなく、子どもの行動を修正することが目的です。
叱られる事に拒否反応を示してしまう子どもには、あえて遊びの様子を入れ、楽しく行動を直すようにしましょう。
例えば、歯磨きを嫌がった場合、「虫歯になるから磨きなさい」ではなく、「あ、お口にバイキンさんがいるよ~。磨いてバイキンさんを追い払おう!」などです。
子どもは、この方が意外とすんなりと言う事をききます。
5.「ええかげん」な親になる
親が子どもの行動を1から10まで目を光らせていたら、子どもの息が詰まります。
子どもは自分で成長する力をもともと備えています。
少し、親が目をつむることで、子ども自ら考えさせる場面も必要です。
子どもの問題行動と呼ばれる行為の多くは、成長とともになくなります。
それは、親が叱ったからではなく、子どもが成長したからなのです。
参考図書)0~6才までの男の子の育て方
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