触れる図鑑シリーズの「水がつかめる」実験キット(株式会社ライブエンタープライズ)で遊んでみました。
触れる図鑑シリーズの特徴は、
①子どもが楽しみながら自発的に学べ
②親子で好奇心を共感できる
③見て触って体験できる
となっており、まさに「親子で実体験を通して学ぶことの楽しさを味わえる」、幼児から始められ最適な体験が自宅で気軽に楽しめる、お手軽キットです。
《目次》
「水がつかめる」とは
「水がつかめる」ってどういうこと?
水風船とも、ゼリーとも違うプニプニの感触。
種明かしをしますと、
海藻に含まれる植物繊維から作られる「アルギン酸ナトリウム水」を、とうもろこしから採った糖を発酵させ貝殻のカルシウムを加えた「乳酸カルシウム水」の中に入れると化学反応をおこし、「アルギン酸ナトリウム水」に幕ができるため、手でつかめるようになるのです。
「アルギン酸ナトリウム」も「乳酸カルシウム」も、食品添加物として日本の工場で作られたものなので、小さい子どもにも安心です。
また、実験方法の説明BOOKは、子どもにも分かりやすく記載されており、フリガナもふってあるので、子ども主体で実験を進めることができます。
セット内容は、
・アルギン酸ナトリウム
・乳酸カルシウム
・パレット
・スポイト
・軽量スプーンです。
その他、自分で用意するものは、
・ペットボトル容器(500ml)2個
・ボールなどの容器2個
・レンゲ〈おたまでも可
実験を通して得られたもの
説明どおりに実行する大切さを知る
工作などと異なり、分量を計ったり順番通りに行うことが大切となる実験です。
普段と異なる親の真剣さに、子どもも自然と説明どおりに事を進める大切さを学びます。
アルギン酸ナトリウムも乳酸カルシウムも、ペットボトルに入れて水で溶かしますが、溶かす水の量と、ペットボトルを振る(かき混ぜる)時間や水の温度が異なります。
「こっちは暖かいお湯、こっちは冷たい水」
「こっちは10分振って、こっちは1分」
見た目は一緒のものを、一生懸命区別して実験を進めます。
手先の触感を刺激
アルギン酸ナトリウム水を乳酸カルシウム水につけると固まり、それを真水をはったボールに入れます。
最初はおそるおそる触り、「なにこれ〜!不思議〜!」
慣れてくると「プニプニして気持ちいい」と触りまくります。
初めての触感を、全神経を使って味わいました。
親子で感動
水のかたまりを綺麗な形で作るのは、慣れが必要です。
「こんな細長いのができたよ」「これは良い形だよ」
「こっち触ってみて!」などなど普段より会話が弾み、親子で感動のひとときを過ごせます。
もっとやりたい!好奇心
子どもは楽しくなると、なかなか飽きません。
実はこの「もっとやりたい!」が大切。
自らの好奇心が学ぶ力の礎となります。
できれば、思う存分やらせてあげられるよう、時間に余裕のある時に、実験を行うのがよいでしょう。
ひらめき
基本の実験を終えた後は、遊び心を加えて発展系の遊びができます。
絵の具を混ぜたり、中に小物を入れたり、小さな容器にスポイトで垂らしたり。。。
「あれやってみよう」「こうしてみよう」「こっちのが良さそうだよ」など、ひらめきが飛交います。
絵の具をまぜまぜ。赤色と青色を混ぜて紫色も作ったり、いろいろ混ぜて色の実験もしてみました。
中に小物(金魚のおもちゃ)や小さくカットしたストローを入れてみました。
小さなペットボトルいっぱいに乳酸カルシウム水を入れておき、スポイトで色を混ぜたアルギン酸ナトリウム水を少しずつ落とします。
蓋をすれば、カラフルなスノードームの様です。
気づき
実はこの実験、アルギン酸ナトリウム水を乳酸カルシウム水につけておく時間が短すぎると形が崩れやすく、長いと硬くなります。
繰り返し実験を進めていくうちに、時間と硬さの相関などに気づくことができます。
また、まぜる絵の具の量で、透明感が変わることなど、実験通して様々な「気づき」が生まれます。こういった気付きを親子で話し合う時間も、貴重な体験ですね。
感想
実際に実験をやってみると、図鑑などの本で得られる知識の何倍も得られるものが多いことに驚かされます。
夏休みの自由研究や、雨の日のおうちあそびに活用できそうです。
何よりも、おうちで親子で!そしてお手軽に楽しめるの点でとてもおすすめです。
今回楽しんだ商品はこちら↓
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