お天気が悪くお出かけできない日、おうちで何をしてますか?
子どもと工作を楽しんだり、おうち遊びにとことん付き合ったり、Amazon プライムビデオで映画を見たりもいいですが、これからの季節、子どもとパン作りがとてもおすすめです。
パン作りにおいて、子どもが関われる行程と、パン作りのメリット、そして、どうしてこれからの雨の日がおすすめなのか?についてまとめました。
《目次》
子どもが関われる行程
材料の準備
①小麦粉などの材料の計量
スケールで分量ピッタリにあわせる作業は、重さの感覚や数字に親しむいい機会です。
②具材の選定
パンに入れる具材は何がいいか考え、好きな具材を用意します。
チーズ、チョコ(シンプルなアルファベットチョコ等)、ウインナー、ドライフルーツなどは、扱いやすくておすすめです。
その他、ツナ缶とコーンをマヨネーズで和えたものや、ゆで卵を潰してマヨネーズで和えたもの、カスタードクリームなどは、美味しいですが、小さな子には包むのが難しいかもしれません。
生地をこねる
パンをしっかりとふくらませる為に、生地をこねる作業があります。
ホームベーカリーがある場合は、ホームベーカリーがやってくれますが、あえて手ごねにすることで、パン作りの醍醐味を味わうことができます。
子どもが10分ほどこねた後、大人が仕上げで5分程度しっかりとこね上げる事で、ふっくらとしたパンが出来ます。
パンの形をつくる
動物パンや、ねじねじパン、電車パンなどなど、パン生地を好きな形に成形します。
こねた生地の一部に、ココアを混ぜ合わせて色のついた生地を用意したり、レーズンなどのドライフルーツを用意することで、動物の目や鼻などのパーツ飾りができ、子どもも楽しめます。
パン生地の変化を観察する
さらさらの小麦粉が、他の材料と合わせることでモチモチの感触に変わり、少し生地を休ませる間に発酵して膨らむ様子は、子どもにとって不思議な実験の様です。
また、成形してオーブンで焼く間の変化も、見ていてワクワクすることでしょう。
パン作りのメリット
パン作りのメリットは、多岐にわたります。
食育につながる
普段何気なく食べているパンが、何の材料で作られ、どんな行程を経て出来上がるのか。
体得して知っているのと、知らないのとでは、パンを食べる時のありがたみが、ちがいます。
パン好きの子は多いですが、今まで以上にパンに興味を持ち、形や味を味わって食べられるようになります。
手を使ってこねる動作は情緒安定につながる
手ごねパンを作る際、両手で力を使って生地をこねる作業があります。
素手で、粘土や土などとは異なるモチモチした感触の生地に触れたり、力を使ってこねる動作を繰り返す事は、大人ならストレス発散ですが、子どもは親と一緒に楽しく行うことで、情緒安定に繋がります。
パンの形づくりが手先の器用さにつながる
粘土遊びが発展したようなパンの成形ですが、チーズやウインナー、ドライフルーツや惣菜など様々な具材を盛り込む事により、具材ごとに硬さや含水率が異なるので、思い通りな形になったりならなかったり。試行錯誤が楽しいです。
自分が作った形が、焼きあがるとどんな形になるんだろう?と想像力をフル回転させ、黙々と集中して取り組む姿は、きっと粘土遊びの比ではないでしょう。
雨の日がパン作りに適している理由
パン生地をふくらませる役割のイースト。
そのイースト菌が一番よく働いてくれる湿度は70%〜80%、温度は28度〜35度です。
カラッと晴れた日より、雨の日で湿気の多い日の方が、イースト菌は活発に働くので、ふんわりとしたパンが作りやすくなるのです。
パンを失敗せずに作るには、これから夏にかけて、雨の日に作るのが、作りやすいといえますね。
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